九份観光を考えているあなた!三峽老街はいかかですか!【赤レンガの街】

台湾観光

こんにちは、ふぐです。先日、再び九份に行って夜景とかお店とか紹介しようと思ったのですが、残念ながら大雨警報が出てしまい、断念しました。

台北駅の中は大雨の影響か何かは分かりませんが、多くの人が座り込んでいました。

そんな雨の日、夜ご飯は3枚入りのサンドイッチを買った……と思っていたのですが、このビジュアルで実は1枚。「枚」って単位を使う分厚さではないです。

中身はチーズ、ハム、そして生クリーム。

……どういうことなん?




三峽老街に行こう

さて、九份の代わりと言ってはなんですが、新北市三峽区の「三峽老街」をご紹介しようと思います。

街並み

街並は台湾特有の、歩道の上に建物がせり出した造り(騎樓)となっておりますが、違いはこのキレイな車道、そして建物が赤レンガ作りであるということ!

夜には提灯も灯りますよ!(今回は昼分しかないので、別の機会に夜景はご紹介します。すんません!)

騎樓の比較

西門町(台北市)の騎樓

 

台南市の騎樓

 

三峽老街の騎樓

とてもキレイですね。我々日本人にとってはちょっとした非日常感が味わえます。台湾来ている時点で非日常感かもしれませんが、ここは特別良い風景だと思います。

レンガ造りの中でも様々なデザインが見受けられます。

テーマパーク感ありますねぇ!

商店の並びに突然に寺院が現れるのは台湾あるあるです。

三峽祖師廟

三峽老街の入り口あたりに存在するこのでっかい寺院が「三峽祖師廟」です。

ちなみに台湾の寺院は日本の寺院とは異なり、屋根がオレンジ、中はなどで彩られている事が一般的です。日本の寺院は茶色いイメージですが、台湾の寺院はキャラ弁みたいにキラッキラしてます。

正面右側の入り口から入っていきます。

豪華絢爛。日本ではなかなか見られないタイプの建築です。

石造りが基本となっています。彫刻の気合いの入り具合がすごいです。寺院とか微塵も興味ない僕がじっくりと魅入ってしまいます。

見上げると天井はこんな感じ。キンキラキンでさりげなくない。

本堂の天井は、これでもかー!というほど作り込まれています。マジですごい、マジすごい……。

本堂の柱も石に彫刻が施されていて超絶格好いいです。海洋堂あたりがこの寺院の模型を発売しても良いはずです。

廊下に三つの部屋が。扉は固く閉ざされています。おそらく中には仏像が安置されていると思います。

この上には二階もあります。

本堂の裏手から上りましょう。階段にはシーサーみたいなのがたくさん乗っかっています。もしかして、シーサー?

二階もすごい。石の色が1階の柱に比べて白めですね。

本堂の屋根もすぐ近くにあります。とにかく芸術色が強いです。

鮮やかな天井。日本の寺院も昔はこういう配色のものもたくさんあったはず。

振り返る。向こうが階段です。

太鼓が!!!

留学中に叩いたら大学生活終わるナリ。そうだ、住職に聞いてみよう。

「太鼓を叩いても良いですか」

住職「ダメです」



東道飲食亭

今回もご紹介、台湾のうまい飯。

東道飲食亭です。火曜定休なのでご注意!

店内の雰囲気が面白い

ひどいブレよう。でもこの構図はこれしかないので載せちゃいます。店の中は昔の台湾の街並みをイメージしています。

照明はかな~り暗めです。明るく撮るように努力したのですが、僕の技術ではこれが限界でした。

着席。昔の台湾と言いましたが、日本の統治下にあった名残でしょうか、雰囲気もなんだか昔の日本に似ているような気がするのです。

黒電話もありました。

香酥雞腿飯と青春紅茶

おなじみの書き込むメニュー。日本では写真付きメニューがかなり一般的ですが、台湾ではそうでもないことに今気がつきました。

今回は香酥雞腿飯がシェフおすすめということなので、いただこうと思います。香酥雞という鶏肉揚げがございまして、そのモモ肉を使った丼ということになります。

飲み物は、無糖が良かったのですが、無いようなので「青春紅茶」とやらを注文しました。甘酸っぱい味でもするのでしょうか。

はい!こちらが香酥雞腿飯でございます!

丼の上にでっかい鶏肉揚げが乗っかっています。うまい~っ。

鶏の衣にクセがありません。あっさりとした味で美味しいです。

鶏の下に、キャベツ、ピーマン、酸菜、滷肉が入っています。

「滷肉(魯肉)」とは…煮込み肉のことです。「滷肉飯(魯肉飯)」の「滷肉(魯肉)」ですね~。台湾のご飯が好きな人は絶対食べるべき一品です。好きでない人は食べないで良い一品です。あい。

青春紅茶。

甘っ!

こんな青春送れる人、ほんの一握り、いや、一つまみの人間だけです。多くの人間は青春青汁。そうでしょう?

おわりに

今日も雨でした。見てくださいこれ。

青空と雨雲と虹が同居しています。台湾の天気はコロコロ変わるのです。

三峽老街はできるだけ晴れた日に行くことをおすすめします。赤レンガの街並みは青空にとてもキレイに映えるからです。

一方、三峽祖師廟は、鮮やかな彩色や石造りの重厚感が、曇りや雨の空に似合うので、晴れていなくてもそれはそれで、とてもキレイです。

九份に負けじと(かは分からないけど)提灯もあるんです。

とてもいい景色なのに、外国人に対する観光産業に本気で力を入れていないユルい感じが、台湾らしくて好きです。

皆さんも行き先に悩んだら是非行ってみてください。……折りたたみ傘持参で。