【新元号】令和は漢字のエキスパート”台湾人”から見てどんな印象なのかを調査した結果

台湾文化

こんにちは、ふぐです。

新元号の令和が発表されましたね。

僕は、複数人の友達から「新年号は令和だ」というLINEをもらって知りました。

さて、そんな新元号の令和に関しては台湾国内でもニュースになっていました。

ニュースでは「いい文字だ」と好意的な報道でしたが、実態はどうなのでしょうか。

また令和(ling2 he2/ㄌㄧㄥˊㄏㄜˊ)と台湾語で”みなさんこんにちは”という意味の恁好(linˊ-hoˊ)の音が似ているといわれていましたが……。

今回は台湾人から見た「令和」とその他の元号について直接調査した結果をお話していこうと思います。




令和という漢字に持つ印象

台湾人は普段から繁体字の漢字を使って生活しています。日本では複雑過ぎるということで捨てられつつある漢字です。

つまり、漢字を扱わせれば台湾人の右に出るものはいないのではないかという考えのもと、今回の元号の印象を聞いてみました。

調査対象は大学の先生と同級生です。

※僕が調査した範囲内での話です。言うまでもなく台湾人の総意ではありません。

令という漢字について

令という字からは「命令」などの語句が連想され、あまり良いという印象がないようです。

ネットを見てみると、コレに関しては日本人も感じている人がいましたね。

さらに「令」と「零」は完全に発音が一致し(ㄌㄧㄥˊ/ling2)、字面も同じ系統のため、「ゼロ」という印象を受けるとのこと。

和という漢字について

和という漢字については平和(中国語では和平)だったり、穏やかさの象徴であるため、良い印象みたいです。

ただ、「昭和」で使ったばかりなのに、また使うの?と言っている人はいました。

これは、日本人からも似た意見が出ているのを目にしました。

しかし、元号が近い代と漢字かぶりすることは、しょっちゅう起こっているので、あまり気にすることでは無いと思います。

令和を総合的に見て

令和は零和と同じ発音になるため、あまり良くは聞こえないようです。

というのも、零和とは日本語で言うと零和(ゼロわ)。

ゼロサムゲームのことです。

ゼロサムゲームとは

賭博や投資などのように、誰かが得すれば誰かが損する仕組みのこと。

参加者全員の損益を足すとゼロになるので、零和/ゼロサムゲームと呼ばれます。

中華圏の人は「令和」と聞くと「零和」を連想しやすいみたいです。

つまり、「誰かが得すれば誰かが損をする」という縁起でも無い元号に聞こえてしまいかねないということですね。

台湾や中国は日本以上に韻で験担ぎをするので、音の聞こえが悪いのは良くないのでしょう。

それゆえに、発音は微妙に違いますが、「恁好(みなさんこんにちは)という台湾語に似てる!」ということにしてくれたのでしょう。

台湾が日本に好意的というのが非常によくわかる一面ですね。嬉しくなります。

じゃあ、良い元号は?

過去にさかのぼると、平成、昭和、大正、明治、慶応とあります。

ここら辺ではどれが1番良いのか聞いてみたところ、明治が人気でした。

明るく治めるという意味がとても良い印象なのだとか。

よくわかりません。僕は慶応が格好いいと思います!

おわりに

同じ漢字圏でも、台湾と日本では漢字から受ける印象が変わるものですね。

ただ、令和という文字は、万葉集から来ており、初の国書由来の元号です。

なので、今回の元号に関しては台湾人の意見を、深刻に受け止めすぎず、そこそこに参考にするのが賢いかなと思いました。

また、もう一度申し上げますが、今回はあくまで僕が調査した範囲の話であり、台湾人の総意ではありません。

とはいえ、漢字のルーツは中華圏にあるので、今回の調査は非常に有意義なものとなりました。

そして、非常にマジメで、僕のブログらしくない記事となってしまいました。

 

 

……そうだ、既に言われている話なのですが、

僕は平成9年生まれです。

つまり、「H9生」と表現できます。

 

じゃあ、令和18年生まれは?

R18生」と表現できます。

 

かわいそう。

 

 

……うん、これで僕のブログらしい記事になりました。

終わり。