どうも、ふぐです。
先月の7月でブログを始めてから、既に1年以上が経つわけですが、6月末までは大きく更新が遅れることなく、コツコツと書いてきました……。
しかし!
この記事を投稿する頃には、前回の記事から1ヶ月以上が経過しています。。
いや~、7月はイケませんでしたねえ、サーバーの維持費だけ払ってブログ完全にノータッチ!
台湾留学なのに、日本人のカワイイ女の子とうつつを抜かしていたら、いつの間にか帰国してました。
で、今日。
こんだけ放置してたし誰も読んでないだろうな~なんて思ったら、訪問者数爆増。なんでだ?
いやー、1ヶ月放置しても勝手に成長するなんて、ブログってチョロいな!ええ?
……じゃなくて、楽しみに待っていてくださった方もたくさんいらっしゃったと思います。大変お待たせしてしまいました!すみませんでした!!
この日は大学の講義が突然なくなり、「ん~暇だから西門町にでも行くか!」と行ったんですよ。
西門町の入り口はなんか和風になっていました。前は確か、スマブラの広告だったはずです。
まだ朝の西門は全然人が居ません。
ちなみに、この頃の僕は後述しますが台湾生活でいろいろとムカついていたので、台湾へのヘイトが溜まっていました(今は反省しています)
内心で「な~~~~にが神都だ、ボケェ。調子に乗んなぶっ飛ばすぞ」とか思っていました。
ほんとすみまっせんッ!
街の中心に位置する廃墟。廃墟ってワクワクしますね。
かつて人々で賑わった栄華に思いを馳せながら、ボロボロになった現在の姿を見るのが楽しいのです。
また、台湾は至る所に怪しげな路地があります、僕はビビりなので1度として踏み入ったことはありません!
……と、こんな台湾の観光についてはどうでも良いんです。
西門町で行こうと思っていた店が10時半開店だったのですが、待てど暮らせど開かず、シャッター半開けで奥で店員がスマホをいじっていました。
いやほんと、こういうとこやぞ、わかっとんのか台湾よ!
台湾って良いとこいっぱい有るし、人も本当に親切です。旅行なんてしたらそりゃ楽しいと思うんですけどね、生活している身としては、この適当さがだんだんストレスになってくるんですよ!
そこで、暇つぶしも兼ねて台北駅まで歩いて行くことに
台北駅前の地下街を下り
地下街のゲーセンに行こうと思い両替。500元札しかないので、そのまま機械に投入
10元50枚で返って来やがりましたーッッ!!
財布は重くなるし形も変わるし、興ざめ。
今日という日はとことんついていないなと思いました。
と、ここからやっと本題です。
やる気が完全に失せた僕はいそいそとメトロの台北駅まで歩くことに……。
そこで声を掛けられた。
「すみません、すみません」
何事かと振り返るとそこには1人の若い男が。
「あなた、韓国人ですか?」
台湾人には言われ慣れているこの質問、いつもの通り
「いや、日本人ですが」
とすかさず答えた。
「やー、日本人か。何歳?」
「22歳」
「22歳、年上かあ、僕は18歳。……ところで僕たちは仕事がなくて、学校にも行けてないんだけど……」
突然英語混じりの中国語で語り始めた。
にしてもひどい英語力、学校に行っていないのはどうやら本当のようだ。
「あ~、いいよ、全部中国語で。一応こっちで1年弱は生活してるし理解できる。」
そう言うと彼は嬉しそうにべらべらと話し出した。まあ、いろいろ話してたけれど、要するに学費を稼ぐために小銭入れを売っているとのこと。
「買ってくれる?」彼はニコニコしながら僕に言いました。
うん、正直要らない……。それが本音だった。
しかし、ここで切り捨てるのもどうなのだろうか。
この最近の運のなさ、(自称)困っている彼に施しをすることで、もしかしたら運が変わるんじゃあないか、それにこんな昼間からこんなことをしている彼はなんだか可哀想だ。
情けは人のためならずというじゃないか。
いろいろ自分に言い訳をした結果
「いいよ、買うよ、いくら?」と僕は答えていた。
すると彼は「いくらでもいい」というではないか。
「は?」
「だから、いくらでもいいんだ」
なるほど、汚いヤツめ、僕はそういうやり方が1番嫌いだぞ、全てを他人任せにしやがって。そもそも買うという決断だけでも疲れているんだ、高すぎれば「やっぱり買わない」で終わらせるところを……。
僕はうんざりして「じゃあ現物を見せてよ」と言ってのけた結果、見せてきたのが
これ。
うわ~、思った以上に要らねえ!!
なんだこれは、クソださいじゃあないか。良いとこせいぜい30元だなこれは。
と思ったものの、買うと言った手前どうしようもない。
先ほどの両替で もてあました大量の10元硬貨に手を突っ込んだ。
彼に「両手で器を作って」といい、そこに右手で惜しみなくわしづかみにした10元硬貨を流し込んだ。
ちなみにこれで70元(約250円)。良く覚えていないがひとつかみで200元(700円)はあげたと思う。
台湾でのアルバイト時給が150元を上回らないのが普通なのを考えれば、破格の寄付だと思う。
僕はこれに多少の優越感を覚えながら
「これで足りるかな?」と聞いた。
足りるに決まっている、彼はきっと感激して謝謝を連発してくるだろう、と思った。