今回の記事は、私がひたすら台湾現地で買ったカップ焼きそばを食べて話すだけである。
おいおい、マジかよwwww
コイツ台湾に住んでるのに、台湾殆ど関係ない記事書こうとしてるぜ!
その通りである。台湾関連の記事を期待している方、申し訳ない。
でも、この記事書かなかったら何も更新することがないのである。許して欲しい。
台湾はソース焼きそばがない
ない、やきそば、ない。
似たものはあるけれど、日本のようなソース焼きそばがない。
しかし、私は唐突に、猛烈に、台北市という場所で、どうしても焼きそばを食べたくなってしまったのだ。
そして近所のセブンで買って来た妥協の産物がコレである。
そして店員には「コレ買うんだ笑」という顔をされた。
店員「コレ買うんだ笑」
顔をされたどころか言われてしまった。さすが台湾、接客の自由度がハンパない。お、やんのか?
やらない。
それもそのはず、これ、台湾のコンビニで買うと130元(約470円)なのだ。
日本では110円ほどでまとめ買いできるのが確認できた。
そりゃ台湾人が買うわけがない。
台湾で130元あればできる食事↓
マックでダブルチーズバーガー、ドリンクM(日本のLサイズくらいある)、ポテトL
火鍋一人前(米、ドリンクバー、アイス付き)
○○飯系のご飯+豆乳+野菜の炒め物
……などの組み合わせを実現することができる。
つまり、私も含めて台湾に住む一般人は130元あれば幸せになれるのである。
なのに、その金でカップ焼きそばを買ってしまったのだ。
ああ、なんと愚かなのだろう。
過去に戻って買おうとしていた自分を止めたい。
カップ焼きそば作る
しかし、買ってから後悔してももう遅い。愚かな私は、湯を沸かすことにした。
そういえば、我が家の炊飯器、IH調理器などには電源スイッチがない。
コンセント挿入が即スイッチオンとなる。
そして、このケトルも例外ではない。
さらに、沸騰してても、空だきしてても、永遠に加熱し続けるという素晴らしいケトルなのである。
以前、このケトルにコンセントを差しっぱなしにしてしまったことがある。
ふと気がつくと、ケトルから煙が上がっており、電熱線が真っオレンジに発色していた。
あの時、私は「ケトルの中に太陽を見た」と感じたのを覚えている。
きっと、疲れていたんだと思う。
さて、今日も疲れてはいたのだが、湯切りは無事に成功させることが出来た。
というのも実は、カップ焼きそばの湯切りをするのは人生で初めてなのである。
そう、私はカップ焼きそばを食べない人間だったのだ。
あれは私が幼稚園のころの話である。
父が食べさせてくれた、へ○ヤングの味がトラウマ級にに口に合わなかったのだ。
それ以来ずっとカップ焼きそばを避けてきた。
過去に戻れるなら、食べるのを阻止したいものだ。幼稚園児にインスタントは刺激が強すぎたのだと思う。
しかし、そんなトラウマと、130元というアホみたいな価格を以てしても、カップ焼きそばを買いたい願望を抑えられなかったのだ。
昨日の私はよっぽど焼きそばが食べたかったのだろう。
しかし、昨日の自分の気持ちは、今の私にはもうわからない。
正直、出来ることなら、こんなものを買った昨日の自分をシバきたい気持ちでブログを書いている。
さて、焼きそばが出来た。
ぜんぜん具がない。
小学生のころ、母を怒らせたある日の昼、母に「ご飯つくって」と言うのが怖くて、自分で作った焼きそばを思い出す。
なお、母はそんな焼きそばを見て「栄養が偏りすぎでしょ!」とプリプリ怒りながら野菜炒めを作って、足してくれたことを覚えている。
今思うと、母の愛を感じる。
ああ、実家に帰りたし。センチメンタル。
この焼きそばには、なんの愛もないので、マヨネーズで飾り付けてみる。
……むなしい。
ただ、このマヨネーズ。台湾では意外と貴重である。
というのも、台湾のマヨネーズは基本的に甘いのだ。デザートにかけても大丈夫なくらい甘い。
というわけで、私は日本のマヨネーズの味によって、「日本の味」を楽しむことができたのである。
ただ、マヨネーズの印象が濃くて、焼きそば本体の味をあまり覚えていない。
と、そんなこんなで、あっという間に食べ終わった。
たしか、このときの感覚は「気持ち悪い」だった。
普段、大盛りとか食べないのに、「デカ盛り」を食べたからにちがいない。
おわりに
……反省しています。
当ふぐろぶでは「台湾留学生のブログ」という副題を打っておきながら、ご覧の通り、もうなんか適当になってきています。
にもかかわらず、読者様はどんどん増え続けています。
顔出しでしょーもない記事を書き続けることに恐ろしさを感じています。石投げられそう。
でも、台湾に関する企画も、考えています。楽しいブログにしていくのでよろしくお願いします。
未来の自分が過去の自分をシバきたくならないためにも……。