こんにちは、ふぐです。
阿里山の日の出に続き、今度は高美湿地で日没を見ようと思います。
さて、日の出の時のような感動はあるのでしょうか。
高美湿地とは
高美湿地とは台中のあたりにある湿地であり、今は野生動物保護区となっているそうです。
正直、まっっっったく興味がわかないのですが、せっかく近くに来たので、そこで日没を見たいと思います。
それに行ってみないと楽しいかどうかも分かりません。
そう、まずはなんでも試さないと……。
湿地に着きました。
海水の上なのに、草が生えている!
砂がボコボコしているところ、気持ち悪いです。
集合体恐怖症は死ぬ。
ちなみに、台湾だと密集恐懼(症)といいます。
水がひたひたなところは、風が吹くと風の模様が出来上がります。
そして、その風が、これまたかなり強いんです、寒いです。
風力発電を設置して大もうけです。
こっちはなんだか泥っぽい感じですね。
よく見ると、いくつかの靴跡があります。
ただし、この湿地に足を踏み入れると、5万~25万元(約18~88万円)の罰金が科せられます。
そのため、沖に向かって長い長い桟橋が架けられています。
桟橋はそんなに広くないです。
にも関わらず、人がいっぱいいっぱいで、その上、風も強いので、湿地に落ちそうになります。
落ちたら濡れるし、泥まみれになるし、高額の罰金を払わなくてはならないしで最悪です。
桟橋の端まで来ると、侵入しても良いエリアが設けられています。
ご覧の通り、かなりの人が海に入っていきます。
この寒い中、わざわざ入っていく人々の気持ちが分かりません。
海に入った人の中に「麻痺して冷たくなくなる」と言っている人がいました。
んなアホな。
僕は日が沈むのを見届ける
さて、そんな人々を尻目に、僕はじっと夕日が沈むのを待ちます。
日没の5分前です。
ずいぶん高い位置に居るようですが、今から、たった5分で本当に沈んでしまいます。
日没の3分前です。突然、太陽光が弱まります。ここまで来ると、カメラ越しで太陽を見つけるのが難しくなります。
日没の1分前です。光は弱いものの、太陽が最も赤く見える瞬間です。
しかし、その明るさはあまりに弱いため、そこまで綺麗とは感じられません。
日没直前。この十秒後には見えなくなります。
日の出も日の入りも、太陽が地平線に近いほど太陽の速度が早く感じられるものです。
日没直後。日の出の時とは異なり、地平線の下のどこに太陽がいるのか、分かりません。
おわりに
日の出の時は、寒い中でドンドン明るくなり、暖かくなるので、明るい気持ちになりますが、反対に日没は寒い中で、さらに寒くなり、周りが暗くなっていくので、なんとなく暗い気持ちになります。
特に、この湿地はカップルがたくさんいたので、僕の暗い気持ちは、さらに加速します。
ちなみに、この湿地、戦後に砂堤防が作られたことが原因で、砂が堆積し、できたものです。
もともとはただの海水浴場だったのに、湿地になったことで、今では台湾のウユニ塩湖なんて呼ばれちゃっています。
大出世ですね。
ただし、綺麗には綺麗ですけど、ウユニ塩湖はちょっと大げさですよ。
実物見たときにガッカリするかも……。
勝手に持ち上げられ、勝手にガッカリされる点では、”美人過ぎる○○”に通ずるモノがあります。やめてあげて。
さて、湿地ですっかり身体が冷えてしまいました。これでは風邪を引きかねません。
でも、日本はもっと寒いですよね。日本にお住まいの皆様は、風邪を引かないように暖かくしてお過ごしください。
(今回の旅で、山派になりました)