こんにちは!ふぐです。今日は、台湾で出会った不思議な日本語たちについて、ダラダラと紹介していきたいと思います。
とりあえず「的」を「の」に換えとけばいいやろ!系
中国語において、「的」は前の文章や単語を後ろの文章や単語と関連づける働きがあるため、日本語でいう、「の」の働きをすることが多いです。
例:我的○○→私の○○。
ゆえに、とりあえず「的」を「の」に換えておけば日本語っぽくね?という完全に現地人を釣りに行くスタイルの看板を多く見かけます。
Q妹の飾品
「Q妹」とは可愛らしい妹的な意味ですね(適当)。アクセサリーショップです。
韓國飾品なのに日本語っぽくするとはこれいかに。
寶貝の衣舖
「寶貝」と「の」と「衣舗」で全部フォントが異なるチグハグっぷり。寶貝は赤ちゃんという意味。日本語的に直すと「宝貝」です。
雪の冰
これは普通に雪の氷と言いたかったのかもしれませんね。意味が通じりゃ良いだろ!という精神を感じます。
ㄐㄧㄝˊの甘草芭
これは……、完全に現地人に向けてますね。ㄐㄧㄝは台湾の注音という発音記号です。
台湾のひらがな的存在で、僕も中国語は基本これを使って入力しています。
ネットで見かける「ㄘんㄘん」や「ㄙラㄙラ」の「ㄘ」や「ㄙ」も注音記号の一つです。
新の生活
中国語は形容詞と名詞も「的」でつなぐゆえにこうなってしまいます。
「「新の」じゃなくて、「新しい」の方が良いよ」と教えられたとき、「なるほど「新しいの生活」ですね」と答えてしまうのは日本語初級者の運命。
超夯の美食
「夯」のは「流行の」みたいな意味がありまして、台湾人に効果を発揮します。日本流を強く意識した飲食店でありながらもメインターゲットは台湾人であることをヒシヒシと感じます。
日本語だけど微妙に違う系
專売店
專賣店(台湾)でも专卖店(中国)でも専門店(日本)でもなく、專売店(台日ハーフ)。
日本語の場合、専売店だと意味が変わってしまいますね。変わってしまう日本語さんサイドにも問題があるのでは(台湾擁護)。
ちょうといいの味
台南のセブンイレブンで目撃。
「ちょうどいい味」のか、「ちょっといい味」なのか。文章的には後者の方がしっくりきますね。
おそらく正好的味道のエキサイトな日本語訳でしょう。
- 「っ」や「ょ」は難しい。ゆえに「ちょっと」や「ちょうど」は鬼門
- 「的」を「の」と訳すときと訳さないときの違いが難しい
という2つの要素を盛り込んだ欲張りセット。