肉って、めっちゃウマいですよね。
でも、時折思うんですよね。
肉食(にくしょく)ってエグいなーと。
特にここ最近は、ほ乳類の肉を食べているとなんとも言えない申し訳ない気持ちが湧いてくるのです。
というのも、コロナ対策でやたら大切にされる命について考える機会が増えたことに原因があります。
コロナ対策は、経済やら何やらを犠牲にしてでも命を絶対に守ろうという方針ですよね。
でも、もし今の状況が人類全体を発達させるゲームだとしたら、コロナ対策はしない方が良い可能性さえあります。
増えすぎかつ、アンバランスになった人口ピラミッドを整理する契機になるからです。
しかし、現実は命を最優先にしています。
その裏でめちゃくちゃつらい思いをする人が大量に出ていたとしても、命には代えられないというわけです。
でも、僕たち肉食べますよね。
牛も豚も命あるのに。
しかも我々と同じほ乳類。
いや、全然食べるのは反対していません。
僕、昨日も豚肉炒めて食べたし。
でも、牛や豚を殺してしまうことと、人間を殺してしまうことに、道徳的な意味でそこまで大きな差があるのだろうか、と思ってしまうのです。
もちろん、我々は人間ですから、人間の命を最優先にして当然だとは思います。
僕が言いたいのは、肉を食べることはシンプルに罪なのではないか?ということです。
ヴィーガンやベジタリアンの人が存在することからも、肉を食べなくても生きていけることはわかっています。
しかし、健康面や娯楽的な面で肉を食べる人がほとんどです。
こういう場面で出てきがちなじゃあ、野菜は良いのかよ!という意見は安直です。
なぜなら非肉食の多くが真に重視しているのは、他者に苦痛や恐怖を与えないようにすることだからです。
では、ここで僕がよくする妄想を聞いてください。
食人宇宙人が来たらどうするよ
まず、宇宙人が地球に来ます。ビックリしますね。
宇宙人は地球人と比べものにならないくらい頭が良いです。指も片手に六本あるので、12進数の使い手です。すごいね!
そんな彼らにとって、地球人は格下も良いところなので、とりあえずぶち殺してきます。
宇宙人にとっての地球人は、我々にとっての魚くらいの感覚でしょう。
そして、地球人を食べてみるとめっちゃウマかった!
しかも栄養的にも素晴らしく、健康になれることがわかった!
そんなわけで、彼らは定期的に地球に来ては地球人を捕獲して食料にしはじめました。
しかし、そんな状況に疑問を抱く宇宙人も少数います。

- 地球人も我々と似た構造で、苦痛や恐怖を感じているようだ。
- 単純に可哀想。
等といった意見が出ています。
しかし、宇宙人の多くは何言ってんだこいつら、とりあえず地球人でも食って落ち着けよと煽り散らかします。
さて、この状況。地球人サイドからしてみれば地獄です。
宇宙人どもに何か報いがあるべきだと感じるでしょう。
しかし、宇宙人サイドとしては同族を殺したり傷つけるのは罪だけど、地球人は別にエエやろ!というのが一般論です。
当然です。地球人なんて生物的に格下も良いところですから、同じ土俵で考えるわけがありません。
あと、残さず食べるのが礼儀で、地球人のためでもあるという道徳もあります。
何にせよ彼らにとって地球人殺しは何の罪でもありません。
僕たちは宇宙人だった
お察しの方もいると思いますが、今話した宇宙人と地球人の関係は、我々人間と家畜の関係に似せたところがあります。
捕鯨問題にもそっくりですね。
人間の基準で命を測れば、そりゃ人間以外を食べるためにぶち殺しても、罪とは思わないで済みます。
でも、本来は自分が生きるためとか、感謝とか、何かしら理由をつけたところで、肉を食べることは罪なのではないかと思うのです。
その理屈で行けば、釣りや狩猟なんてもう大罪です。
革製品とかもやべーですよ。
地獄なんてものがあったら、人間はほとんど地獄行くんじゃないかと思います。
行かないほうが不思議なくらいです。
いやー、ほんとマジで肉食べて申し訳ない。
革の財布とかも使って申し訳ねぇ。
と、思ってるからすべてを許されたい。
地獄行きたくない。
そうだ、もう今日からヴィーガンになろう。
でも意志が弱いからとりあえず肉食べるタイプのヴィーガンになる。
ニュータイプ。