台湾に住んでたとき、友達に将来は仕事は何をやるの?って聞かれたことがあります。
流れで、就活の話をしたら、就活制度を冗談だと思われました。
僕も何かの冗談かな?って思います。
こんにちは、そんな冗談にまさに巻き込まれてるふぐ(世間では就活生)です。
この就活という制度がいかにやべーか書きたくなったので、この記事を書きます。
採るのか落とすのか?
まず企業は、ホームページ、リクルートやリクナビのようなサイトで新卒採用をしています。
企業は、応募を「心よりお待ち」してます。どんな学生に対しても。
就活サイトは、特別オファーだの、プレミアムオファーだの、いろいろ送ってくるんですよね。
そして、集められた学生の大半に企業は不採用通知を送りつける。
はぁ〜?????
人事さんよォ、文字の意味わかってて使ってるのか?
さて、ここで1つの会社にエントリーして一次面接にこぎつけるまでになにをするかを書きます
- 説明会を聞きにいく
- エントリーシートを作成する
- 適性試験を受ける
- 場合によっては作文も書く
と、だいたいこんな過程が必要になってきます。これだけで数時間の時間と労力を要します。
だのに、企業は気軽に大量募集して大量に落とすのが今の就活事情なのです。
だから、学生は大量に落とされる前提で就活をしなくてはならなくなり、この作業を何度も何度も繰り返すことになります。
終わりが見えません、賽の河原です。
企業:みんな採用するよーッ!エントリーまでにちょっと手間がかかるけど奮って参加してね!
参加するのは自由だけど、採用する割合はちょっとだけにするわ!
ひどい。
とりあえず企業がまずやるべきは、いいツラしてないで、採用基準(資格や学歴など)や倍率を明白に示すことです。
そうすれば文字通り無駄な努力はなくなるわけですから。
入学試験とは違う
高校、大学入試は、学力試験一回、あるところは面接一回が基本です。
学力で入学できるかどうかの目安がわかる上に、一つの学校で何度も試験を受けさせられることはありません。
では、就活はどうでしょうか?
就活は学歴採用ではない!と言われはじめた近年、可能性は無限大!といえば聞こえはいいですよね。
じゃあ、この無限大の中から方向を決めたら何が待ち受けてるか?
これです。
どこまで進んでも、選考から外れたら、やってないのと同じ状態に戻されます。
企業によっては面接が六次、七次……とあるようです。
そんな企業で最終を落とされたら僕は精神崩壊するかもしれません。
本社爆破不可避
人事に人を正確に見る目がある?
あるわけねぇだろーっ!人事も普通の人間です。他の人と大した違いもないでしょう。
僕の知り合いの実話ですが……
就活解禁の前年から、インターンも行って、OB訪問もして、いろいろやった真面目な人がいます。
しかしお祈り連発で結局未だに内定が取れていません。むしろ気の優しい、いい人なので自身を喪失しつつあります。
現状だけで見れば、のんきにブログでイラストや文章書いてる僕と進捗状況はほぼ同じです。
さらに言えば精神面の問題で彼のほうがビハインドかもしれないわけです。
かと思えば、2社だけ受けて、内定とれたので、遊んでる、しかも普段はチャランポランなんて友人もいます。
二人ともよく知ってる人ですから、非常に不公平感というか切なさを覚えます。
激化する就活競争の中で、面接をいかにうまく切り抜けられるかが優先され、エスカレートした現状にも原因があると感じます。
学生は用意に用意を重ね、本来の人柄なんてものはわからなくなります。猫を被ります。
人事はそんなこと簡単に見破るなんて聞きますけど、本当にそうなら、毎年モンスター新入社員が話題になることなんてありませんよね。
え?それでも被ってる猫を見透かしてやったって??
ざんねん!その下も猫だよ〜〜ん!
それに、人柄重視とか言ってる企業に限って、対話もせずにふるいにかけて落としたり、短いグループ面接で落としてきます。
世の中、言葉通りじゃないことがたくさんあるので気をつけたいですね(例:アットホームな職場です、倉庫での軽作業です、朝鮮民主主義人民共和国)
思うに、本当に人柄で取りたい企業が、”良い人柄の皮”を被った人を採用して、実に人柄のいい学生を落としてる可能性だって大いにあります。
だからって素を見るために「あなたを野菜に例えるとなんですか」とか言う質問飛ばしてくる人事もどうかしてると思います。
それに、奇をてらったような質問も結局、回答を用意してる人が必ずいますからね。
選考から落ちる学生さんへ
僕が言っても説得力はないと思いますが、知り合いの人事の人も、お偉いさんも「就活は縁だから」と言っていました。
必ずしも、実力がないから、採用価値がないから、採用してもらえないというわけではありません。
さっきも言ったようにそこを正確に見抜いてくれるとは限らないからです。
みんなにリクルートスーツを着させて、模範解答のような応答を求める風潮が就活にはあります。
そして、自分の言葉じゃなく、就職指導のプロ(笑)に修正された言葉で面接に臨むと、人事には「みんな同じことを言う」なんて言われる始末です。仕方ありません。
何よりも、あなたの良さを見抜けなかった企業なんだから、選ばれなくても気にしなくていいんです!!
今年は氷河期
冷静に考えれば、リク○○○とかマイ○○が既得権益を手放したくないがために就活競争、いや就活狂騒が終わらないんじゃないでしょうか。
就活自殺なんてものまで起こってるのに、これが解決される気配は未だ見えません。
売り手市場と言われてても大変だった就活。
新型コロナに伴う突然の就職氷河期が来た今、就活生たちはどうなってしまうのか気になるところです。
おわりに
と、ここまで文句を言っても、いま、僕一人の力では日本の就職活動の現状を変えることはできません。
就活に泣いている学生の皆さんには、心から頑張ってほしいと願っています。いい結果が得られますように。
ああ、これと似たようなことを言っている企業のお祈りメールの末筆、ムカつきますよね、アレ。
そして、僕はというと世間でいう就職活動は行わないことを決めました。選考が進んでいたものも辞退します。
就職ができるとしても、この就活制度を活用することが心理的にイヤになってしまいました。
というわけで
グッバァイ!リクル〜〜〜ト!