伊藤潤二の人間失格(マンガ版)を読んだ僕が人間失格を簡単に紹介します

書籍

こんにちは、ふぐです。今回は太宰治の人間失格について、楽しくご紹介していきます。

あ、楽しむのは僕です。読者の皆さんは頑張ってこの記事を読んでください😘

あと、ネタバレが含まれているので、見たくない方はご注意!

ふぐ
純文学にネタバレも何もあるのか……?




まず人間失格について

名前はほとんどの方がご存じであろう人間失格。太宰治が執筆した小説です。

あらすじを知らない方は↓ここから読むと良いです。3分で内容がつかめます

3分で読破!【人間失格】あらすじと引用(ネタバレ)

僕が書いた記事じゃないです。そうです、丸投げです。すみません

ちなみに、僕はちゃんと原作の小説も読んでいます!

しかし、人間失格は読み手によって受け取り方が大きく変わる作品でもあります。海外では心理学の学術書の文献に使われていたりします。

今回の紹介も1人の若者の1つの見方としてご覧くださいな。

あと、原作未読の読者様!記事の内容についてこられなかったら……

ごめん☺️

マンガの人間失格について

今回ご紹介するマンガもこの小説の人間失格をベースに描かれています。

台湾在住のため中文版の人間失格をベースにご紹介します。というか、中文版しか買えませんでした!

大丈夫大丈夫、絵も内容も同じだから!!

今回はこのマンガ版をベースに人間失格を紹介していきます。

台湾ではR18図書です。恐怖漫畫(ホラー漫画)とありますが、あくまでベースは人間失格で、そこに少しのホラー要素を加えたものです。人間失格を知らない台湾人が勘違いして買ってしまいそうです。

というか、実際友達は本格的なホラー漫画だと勘違いしていました。

友達
怖くないけど気持ち悪い

そりゃ、これはホラー漫画と言うよりは人間のやべえ部分を描いてるからね!

人間失格は日本人じゃないと読みにくい?

主人公の葉蔵(ようぞう)は子どものころ、他人を理解できないのに、他人にどう見られているかは気になってしまう人間でした。

自分はこれといった欲もないし、本当は明るい人間でもないのに、他人のために常にピエロを演じてしまうわけです。

葉蔵のこういった点は、多くの日本人の国民性を反映している点だと思います。というのも、日本人は本音と建前を使い分ける人が多いからです。それが行きすぎて本当の自分と、他人に見せる自分が大きく異なってしまう人がたくさんいます。

先日、インドネシア人、マレーシア人、ベトナム人、台湾人、僕(日本人)で話し合う機会がありました。

そしてそこで満場一致だった意見が「日本人の遠回しな言い方が理解できない」というものでした。

たとえば、日本人は「Aはダメです」と言うかわりに「Bの方が良いと思います」という遠回しな表現をすることがあります。

これが、彼らには理解できないようです。なぜ、思ったことをそのまま言わないのか。日本人は気を遣いすぎる人が多い。とのことでした。

逆に外国人はそういった特徴を日本人ほど持ち合わせないために、葉蔵のピエロを演じる真理を理解するのが難しいのではないかと思います。

葉蔵はわざと失敗をして皆を笑わせることに心血を注ぎます。

ところで、ちらっと見える右のコマが不穏ですね。これが漫画版特有のホラー要素です。

でも葉蔵はモテる

ただ、一般人と決定的に違うところは葉蔵は女にモテるというところです。

いいなー、うらやましいなあ

ただし、男にもモテる♂し、おばさんにもモテる。

でも、もちろん可愛い子にも好かれるわけです。

まあ、そのカワイ子ちゃんも嫉妬でおばさんを……ね。

あれ?モテない方が良くない?(現実逃避)

ここら辺は太宰治本人が女性によくモテたという実際の経験から来ているのでしょう。

この人、死ぬ2人目の奥さんと結婚した後に2人の女性と同時に不倫してるし。

石田純一の「文化や芸術といったものが不倫という恋愛から生まれることもある」発言、通称「不倫は文化」を思いだしました。

葉蔵、大人になる

さて、ここからは、漫画自体の魅力に主に重点を置きます

葉蔵は左側にいるたばこを吹かしたオッサン、堀木に出会うことで人生が大きく変わります

彼のおかげで葉蔵は酒、たばこ、女遊びを本格的に覚えてゆきます。

そして、その結果、葉蔵はこうなります↓

ダンディーすぎる

そう、タイトル画像の彼は葉蔵です。

おかしくない?これで僕と同じ21歳だよ?どうしてこうなった。

同時に伊藤潤二先生の絵のすばらしさを実感します。

人間失格という作品の雰囲気に伊藤潤二先生の作画は非常によく似合います。

ツネ子との出会い

そして、堀木のオッサンに誘われて、共産主義の団体に加入します。

共産主義の是非に関して語るとヤバいので、ここではやめておきますが……

とりあえず、メーデーに暴動を起こそうとして、警察にフルボッコにされます。

原作と違って、当時の風景や服装も詳細に描かれているのが漫画の魅力の1つですね。

さて、満身創痍の葉蔵が意気消沈と入ったお店でツネ子と出会います。

ちなみに、ツネ子は僕の一番の推しです。この雰囲気が僕は好きです。

~昔の話~

ふぐ母
あんたは暗い女好きだよね~
ふぐ
まさか!そんなことないよ!

そんなことあるかもしれない。

ちなみに、彼女は23歳の人妻です。夫は刑務所でお勤めをしています。

で、なんだかんだあって、2人は死にたくなったので、鎌倉で薬飲んで海で死ぬこと決めました。

ここは、太宰治が21歳のときにカフェの女給の田部シメ子と心中をした流れと全く同じです。1つ違うのはシメ子が18歳だったことですね。

ちなみにシメ子だけ死にました。

あっ……(察し)

 

薬を飲んで、ツネ子の方が先に効果が現れます。目こわっ!

原作読んでるから、死ぬのは知っているけど、やっぱり悲しいなあ……。

そして、葉蔵は苦しむツネ子に脚を掴まれます。そんな彼女のことを葉蔵は……

 

海に蹴落とします

クズやんけ!

ちなみに、ここら辺のシーンはホラー漫画らしく、原作には表現されない怖いシーンが盛り込まれています。是非読んでみてください👻

まとめ

その後、ツネ子の水死体が浜に打ち上げられます。記事に載せるにはちょっと衝撃的すぎるシーンなので載せません。ふぐろぶは全年齢対象ですので🤮

そして、警察に自殺幇助の疑いで取り調べを受けたのち、帰ってくるところで1巻は終結しています。

この人間失格、全部で3巻構成なのですが、台湾ではまだ1巻しか発売されていません。つまり、紹介したのは人間失格の1/3だけで、さらに紹介していないエピソードもたくさんあります。

日本では1巻はもちろんのこと……。

↓その後の2巻と3巻(完結)も発売されています。うらやましい!はよ翻訳して台湾でも売ってくれ~。

というか、普通に日本語版を台湾で売ってくれればそれでいいのだけれど……。

いやあ、でも1巻だけ中文ってのもイヤだしなあ、ここはおとなしく待つとしよう。

日本にお住まいの皆さんは日本語版を全巻購入するとようござんしょ。葉蔵という1人の人間が墜落していくさまを伊藤潤二先生の作画でおたのしみいただけますぜ。

人間失格は太宰治が自殺する一ヶ月前の作品です。葉蔵は太宰の分身だと言う人もいるほどで、人間の暗い部分がとてもリアルに描かれています。(特に死にたい部分とか)

SAOで中二病になってしまう人がいるように、人間失格を読んで暗い人格になってしまう人もいるとか……。お気をつけあれ。

それでは、また!



 

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ABOUT US

台湾に留学中の大学生。 みんなと違うことをしたいといつも考えていて、ブログでは、おバカな記事を書くのが大好き。 留“学”とは言うが、本当に学んでいるかどうか怪しい。