Googleで、「必殺仕事人 グロい」とか、「必殺仕事人 怖い」って検索しても、全然引っかからないんですよね。
むしろ大人気、視聴率獲得間違いナシ!みたいな内容ばかりですよ!
え?みんな必殺仕事人見てて楽しいの?サイコパスなの?といいたいふぐです。こんにちわ。
今日は必殺仕事人って怖くね?グロくね?あの時間帯に地上波で放送して良いの?という気持ちを記事にしていきます。
苦情とか文句じゃないから最後まで是非読んでください!
時代劇に対する意識
僕は、歴史の勉強は結構好きなんですけど、時代劇は全然見ないんですよね。
時代劇は小学生の時くらいしか見てなかったですね。親の横で。
水戸黄門が1番面白くて平和
水戸黄門と言えば、老人がパーティ組んで、あの「人生楽ありゃ」の名BGMにのせて暢気に諸国行脚する作品です。
全体的にのほほんとした空気感ですよね
しかも、悪役も基本的にそんなにヤバいことしてないし、平和。
印籠を出せば99%の確立で、ハハーッと悪役達はひれ伏せて反省する。誰も死なない。
てか、そもそも戦わないで最初から印籠出せよとは、ほとんどの人が思ったはず。
そもそもあんなガチ戦闘のなかで頃合い見て「ええい、ひかえい!ひかえい!」って言っても現実、聞いちゃいませんよ。印籠出すところで、隙ができて格さんコロされちゃう。
そして決めゼリフ
格さん「ここにおわす方をどなたと心得る、先の副将軍水戸光圀公なるぞ、頭が高い、控えおろう!」
じゃあ、なおさら最初から戦いに行くなよ!悪役の罪だって無駄に重くなっちゃうじゃんかよ。知ってたらきっと戦ってないよ!
とまあ、そんな世界観ですし、主人公はゆったりした老人ですから、なんとも平和な時代劇ですよね。
少年時代の僕にとって時代劇と言えばもっぱら水戸黄門ですから、幼少期の時代劇に対する印象がここで決まりました。
暴れん坊将軍は死ぬ
小学校高学年になり、暴れん坊将軍の存在を知ります。
第一印象として、「マツケンサンバの人がめっちゃ暴れとるやんけ!」でしたね、あれは。
当時小学生の僕ですから、将軍がアグレッシブなことには何の疑問も持たず、ただただマツケンサンバの人メチャ強ェじゃんとしか思っていませんでした。
さて、水戸黄門の印籠タイムにあたるのが
マツケン「余の顔を見忘れたか!!」
というセリフです。大体の悪役に対してこのセリフが通るので、今まで将軍に謁見した人はかなりの割合で悪人なんじゃないですかね。
大体のパターンは
悪役「(上様の顔がフラッシュバック)……う、上様!」
ひざまずく悪役。
お、上様は印籠じゃなくて顔パスなんだな、と思うのも束の間。
「いや、上様がこんなところにいらっしゃるはずがない」だの「上様の名を騙る不届き者だ」だの言って、普通に殺しに来ます。
場合によっては上様と分かってて「毒食らわば皿まで」と言わんばかりに(実際言ってたかも)向かってくるアツいヤツも居ますね。
そして始まる斬り合い
まあ、斬り合いと言ってもリアル感(肉を切る感じ?)は薄く、アクションの豪快さを楽しむモノといった感じです。
例えるなら舞台芝居を見ている感覚ですよね、明らかに死んだフリと分かるマイルドさ。
そして、いつも悪の親玉は最後までとっておかれて、マツケンの「成敗!!」というセリフと共にぶっ殺されます。
これもまた「お芝居」です。
たまに、反省した様相で必死に許しを請う親玉がいるので、そういうのが殺されるときは「かわいそうだなあ」と思ったモノです。でもその程度です。
必殺仕事人はガチのヤツ
と、僕の少年時代、時代劇に対する認識は「わりと平和」でした。
(父が好んでよく見てた)2時間ドラマで毎度殺人が起こるよりマシだな、みたいな。
そんな中、ゴールデンの時間帯に始まった必殺仕事人。
「時代劇かあ」と当時小学五年生のふぐ少年は思いました。
でも、始まってすぐに異変に気がつきます。なんか被害者ポジションが悪役からされる仕打ちがえぐくない?
やりすぎじゃね?と思ったのをよく覚えています。
んで、話は進んでみんな大好きお仕置きシーン。
まず、雰囲気が違う。
こんな感じ。おばあちゃんと茶の間で見る雰囲気じゃない。
え?刀でキンキン!するんじゃないの?なんか糸だの針だの持ち歩いてるじゃん。
そして始まる生々しい殺しの数々。
首を縛る、真剣に苦しそうな悪役。
え、何これ……。とドン引きするふぐ少年。
心臓に針をぶっさす様子をレントゲン映像で表現
こっわ、え、何これ、こっわ。てかめっちゃ痛そう。グロッ!
ヘタに血がどばーっと出るよりよっぽど怖い。
いや~、マジでびびりましたね。本当に人が苦痛を味わいながら殺されてるように見えるんですもの。
ああ、きっと小学生が見るモノじゃなかったんだ、大人はすごい……と幼いながらに思いました。
たしか、その日は眠れなかったかな……。
翌年
朝、小学六年生になった僕は驚きました。
必殺仕事人の番宣をニュースの合間でやってる!!さらにお仕置きのダイジェストまで!!
昨年の記憶がよみがえり、今日だけは絶対早寝しようと思いました。
翌日
忘れもしない、理科の時間。当時好きだった女の子が話しかけてきました。
そして、嬉々として「必殺仕事人見た?爪剥がされるの痛そうじゃなかった?」と聞いてきたんですよね。
ナァニイッテノン?
僕は困惑しました。え?あれ小学生でもみられるやつなの?
しかも、こんなカワイイ子がアレ見るの?僕はビビって早寝したのに……。
とっても情けない気持ちになりました。
でも今となっては可愛らしいですね。
あ、可愛いってのは僕自身のことです。
おわりに
中学生のときだか高校生かときだかは忘れましたが、Googleを自由に使えるようになった頃、「必殺仕事人 怖い」とか「必殺仕事人 グロい」とか調べてみたんですが、全然ヒットしなかったんですよね。
過去作には腸を素手で捻ったり背骨を折る怪力男がいたとかいう知りたくもない情報を知りました。怖すぎでしょ。正気の沙汰じゃない。みんなストレス溜まってんのかな?
必殺は人気だとか、面白いだとかいう記事ばかりです。
やっぱり、僕だけなんか世間と感覚違うのか?とおもえてきます。
というわけで共感する人がいないかを求めて書いてみたのが今回の記事なわけです。
ネット検索で引っかからないからといって、その考えをもっている人が少ないとは言い切れないからです。
というのも、過去にLINEスタンプのうさぎ100%ってムカつくデザインしてんなと思って検索してみたのですが、そんな記事は見つからなかったので、僕が記事にしてみたんですよ。
そしたら案外、共感者がたくさんいたんです(そして、一部の人にバチボコに怒られました)。
さて、今回の記事は批判とか、意見とかではありません。
世の中の多くの人って、残酷描写が好きなの?悪役ならめっちゃ酷い目に遭ってもスッキリするの?という疑問です。
人を痛そうにぶっ殺すのを、朝に番宣したり、ゴールデンの時間帯に流すのは差し支えないのかあ?と。
何かコメントをいただけるととても嬉しいです。
そんな僕も好奇心が災いして、今ではグロに相当な耐性ついてるんですけどね……好きではないけど。
それでも!いまだに!
必殺仕事人は、怖い(トラウマ)。