スポーツバイクのタイヤって、高いですよね。
だから、あまり頻繁に交換したくない(貧乏)
でも、スポーツバイクのタイヤはゴリゴリ減っていくので、溝がなくなってきて「交換するかあ」ってのが多いと思います。
しかし、世の中には溝が残っているけど古いタイヤというのも存在します。
そうです、僕のバイクのタイヤそれでした。
タイヤの状態
タイヤは溝がなくなるか、3から5年経つと寿命といわれています。
僕のバイクのタイヤ、溝がばりばり残っています。
中古ですけど、全然走っていないので、こういうことが起こるんですね。
バイク屋さんも「まだまだ溝あります!使えます!」見たいに言っていたんですけど。
製造年見てびっくり。2013年末の製造。
古ぅ!現役古タイヤですよ。
しかも、前オーナーは全然傾けずに走っていたのでしょう。ビックリするくらいタイヤの真ん中しか使われていませんでした。
実際に走ってみる
ま、ちょっとくらい大丈夫だろうという、公道を運転するに値しないマインドですが、走ってみることに。
ちなみに、先月車検を通しているので、お国からは走ってOKとお墨付きです(詭弁)。
峠道
バイクと言えばワインディングだ!
ということで、慎重に慎重に傾けて走ってみます。
リアタイヤにトラクションをかければ、結構傾けても、まあまあ走ってくれる感じがしますね。
でも、滑りました。あぶね!
普通に走っていて怖いです。
高速道路(雨)
合流の強めの加速でもしっかり地面を掴んでいる感覚がありました。
しかし……カーブの途中に現われた鉄製のつなぎ目で、つるっと滑って外に持って行かれました。
マジで怖いです、もう二度とやらんです。
今回の実験、僕の場合は危ないと分かっていてやっていたので、なかなかにワルではあります。
しかし、知識のない人ならば、「バイク屋が使えると言っている」+「車検も通った」ということで、知らず知らずに危ない橋を渡ることになっていたでしょう。むしろ分かっていないからこその危険があると思います。
今回のタイヤは、熱を入れると、本来ある程度使われていたであろうセンター部分は実用に耐えうる程度にはもっちりとした感触になりましたが、使われていなかったサイド部分は皮むきをしても、やはりかなり硬いままでした。
一定以上傾けると、突然グリップが損なわれる感覚がありました。
つまり、タイヤをケチると、ケチった以上の額の損害を被ることになるので、多少無理してでもタイヤはかえようということです。
おまけ タイヤ交換
早速、タイヤ交換を依頼します。
前後タイヤないと、浮いてるみたいで、未来のバイクみたいですね(伝われ)。
今回は、ピレリのロッソⅡにしました。ちょっと安かったので。
ちなみに交換前はメッツラーのM3でした。
交換後、走ってみると、当然ですがガッチリと地面を掴んで走る感覚がありました。安心感が段違いです。
雨の日も問題ありませんでした。
というわけで、タイヤは溝があっても古いものだったらちゃんと替えましょう。
熱を加えてもっちりさせても、突然グリップが抜けますし。「グリップが抜けるかも知れない」という気持ちを抱えたまま走ってもあまり楽しくないです。
ま、僕も出来ればタイヤ換えたくなくて「古いラジアルタイヤ 滑る」「古いタイヤ 溝 いける」とか必死で調べてたんですけどね!
ダメでした。古いタイヤはダメ。