【いじめ問題】子どもは思っているより賢くて、いろいろ考えているから真面目に向き合うべき【教育者の問題】

生活

常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう

というアインシュタインの名言があります。

偏見のコレクションを持ち合わせることは悪いこととは思いません。”常識”は自分の軸になる部分ですから、なくては何をするにも方針が定まりません。

一方、子どもは良い意味でまだ”常識”を持ち合わせておらず、大人が考えも至らないような発想を持っているものです。

「子どもの言うことだから」とか「まだ子どもだから」で全てを片付けず、深掘りしてあげることで、子どもの育ち方は大きく変わるはずです。



僕はまだ子どもの気持ちを忘れきっていない

僕は、子どももいませんし、子育てもしたことがないです。

しかし、僕はまだ子どもの時の記憶と考えをしっかりと覚えています。

僕の中で印象深いエピソードを3つご紹介しましょう。

僕の子ども時代のエピソードを参考に、これから育つ子どもに良いことがありますように。

※いじめ問題に関する二つ目のエピソードにあります。

幼稚園時代

園児に数字を理解させるために、帰宅前にメロンパン数え歌というものが行われていました。

内容としては、パン屋さんにある10個のメロンパンをクラスのみんながそれぞれ買っていくという内容です。

当然クラスには園児が10人以上いるので、1個のメロンパンを複数人で買うということになります。(♪○○君と○○ちゃんと○○君がやってきて~、「おばさん、メロンパンください!」メロンパン1つ買っていった~♪みたいな歌です)

そして、クラス全員の名前が出切り、10個のメロンパンが売り切れたところで、園児のみんなが大好きなオチが待ち受けています。

♪○○先生(担任)がやってきて~、「おばさん、メロンパンください!」「もうないよ」「え~ん」、メロンパン買えずに帰っていった~♪

先生が「え~ん(迫真)」と泣き真似をするのが園児達に大ウケなんですね。

 

でも、僕はその歌を聴く度に「いつもメロンパンが買えない先生がとても可哀想」と心を痛めていました。かわいいですね。

そこで、ある日、先生が「え~ん(迫真)」と言ったところで、「僕のところにまだ1個あるよ!!」と言いました。

先生がメロンパンをもらって喜んでくれると考えてのことです。

しかし、怒られました。

「10個しかなかったんだからもうないでしょ?」

「ちゃんと数えてね」

もちろん幼稚園児相手ですから、キツい言い方ではありませんでしたが、自主的な善意を悪意と捉えられた事実が幼稚園児の僕には攻撃力十分でした。

僕は、自分が悪いことをしたときに思いっきり怒られても立ち直るような坊やでしたが。、この事件以降しばらく、誰かのために優しくするとロクな事がないと本気で考えるようになりました。

僕が特別な人間というわけではありません。こういう子はたくさんいると思います。

「空気は読めてない」ですが、幼稚園児でも、大人が思いも寄らぬ形で気を使っていることがあります。

どんなシーンでも「○○君/ちゃんはどうしてそう思ったか教えてくれるかな?」と聞くだけで変わることはたくさんあるのではないでしょうか。

小学校二年生(いじめ問題)

長くなるので事情は割愛ですが、僕は生まれてすぐに頭頂部の手術をしたので、ちょうどつむじのところに傷跡があります。

縫いあとは毛が生えません。

すると、髪が短いときは目立つんです。そしてこれがどう見てもハゲなんですね。

そして、傷の大きさは成長しても変わらないので、頭のサイズが小さい幼少期は尚更目立ちます。

まあ、テレビの影響とかもあるんでしょうけど、子どもって「ハゲ」とか大好きじゃないですか。

当然ぼくは餌食になるわけで……。

少年だった僕はかなりしんどい思いをしていましたが、それを母親が知って悲むのはもっとイヤだと考え、「これは個性みたいに思ってるよ、これがないと自分じゃないみたい!」と明るく振る舞っていました。

このセリフをきっかけに家族にも相談できなくなり、今後自分の首を締める(比喩!)ことになります。

さて、実はこの傷は病気でも何でもなく、出生時に病院のミスでできたモノなんです。命を救ってもらった痕というわけでもありませんから、個性に感じるわけがないですね!

小学校入学時から中学卒業まで、不特定多数に傷跡をネタにされ続けました。

そんな毎日ですから、後ろからの視線に怯え、猫背になってしまいました。

家族には猫背を叱られますが、理由が理由ですからそんな簡単には治りません。かといって、治らない理由も話せません。

 

僕のケースは特殊かとは思いますが、イジメに遭う子もきっと同じような心情で誰にも相談できなくなるんだと思います。

家族に愛されていると感じる子どもほど、愛してくれる家族を悲しませたくないと、相談ができなくなります。

だから、「いじめているヤツが悪い」「いじめられるのはかっこわるいことじゃない」なんて言葉はいじめられている子どもにはあまり効果ないです。

僕の考える解決策は、親御さんは、「メール相談」などが気軽に利用できる環境を用意し、子どもに教えてあげることです。

今は良い時代ですね。電話だけじゃなくメッセージサービスでも子どもが気軽に使えますから、子どもも気兼ねなく利用しやすいことでしょう。